2017年07月25日

縄文人の巨大ピアス

みなさんこんにちは、学芸員Aです。

「分じろう」(十日町市民交流センター)内のHAKKAKEにある展示物が、

8月からかわります。来月から2ヶ月間は、

「縄文人の巨大ピアス」になります。

今から3,700年くらい前の、縄文時代後期の焼物のピアスです。

直径が5cm以上のものもあります。

樽沢開田遺跡出土品の一部 耳飾り.jpg


ピアスは、首飾りや腕輪、かんざしなどと一括して、

「装飾品」という脈絡で語られることが多いのではないかと思います。

でも、見方を少し変えるとおもしろいんじゃないかと、個人的には思います。

耳飾りはほとんどの場合、「肉体の変形」を伴います。

肉体の変形を伴う装飾というと、ほかには刺青とか、首長族の首輪、鼻輪があります。

未開社会においては、いずれも成長や婚姻に関わり、儀礼的な意味が込められている特徴があります。

痛みを伴うことにはそれに見合うだけの意味や意義がある、、のかもしれません。


3、700年もまえの人々が、

単なる装飾品を越えて、肉体を変形させてまで何をあらわそうとしていたのか、

何を考えていたのか。


あれ、

考えてみれば、私たちはなぜ、・・・・・・?



そんな目でご覧いただけるとお楽しみいただけるかもしれません。

ご期待ください。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 00:00| Comment(0) | 日記

2017年07月14日

職場体験2日目

みなさんこんにちは、学芸員Aです。

職場体験実習2日目。

3人の生徒さんたちに、ワークショップイベントのための実験作業を行ってもらいました。

10月下旬に開催する「ガラス鏃作り」の実験です。

「鏃」っていうのは、ヤジリとも読みまして、矢の先端に取り付ける鋭いあいつです。

「矢尻」とも書きます。

ガラスで?と思われるかもしれません。

確かに旧石器から弥生時代には石で作るのが基本でしたが、

黒曜石は言ってみれば天然のガラスですから、

現代の「ガラス」でも物性的にはほとんど同じなのです。


今回は、ついでに「矢」も作ってしまおうということで、

ほぼ一日取り組んでもらいました。


鹿の角と五寸釘を手に、ガラス瓶と格闘すること2時間半。

鏃はお昼までに何とか完成。結構苦戦している様子でした。

2017_07_14_syokubataikenjissyu2.jpg

午後は矢柄(やがら)と矢羽根(やばね)を製作して、

鏃をふくめて全部を合体させました。アスファルトの接着力には感動しました。

これもたっぷり2時間かかって、都合4時間半。

朝、予定外の作業が入ってきたので、その分、少し時間が足りなくなりましたが、

ほぼ完成することができました。めでたしめでたし。

また、おかげ様で、このワークショップの課題もいくつか見えてきました。

鏃を作っている時の生徒さんの一言。



「これ、難しくね?」



的を射るとはまさにこのこと、ですな。ははは。

おあとがよろしいようで・・・・・

(パチパチパチパチ)

・・・じゃなくて、改善致します!


最後はロビーで製作物について発表し、館長代理(副館長)より修了証書を授与。

バックグラウンドでいろんな準備して、その積み重ねの上に、

一般の方の目に見える部分があるんだよ、

ということが伝わればいいなと思いながらの実習でした。

皆さん一生懸命取り組んでもらえて本当によかったです。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 10:00| Comment(0) | 日記

2017年07月11日

中学生の職場体験1日目

みなさんこんにちは、学芸員Aです。

中学生3人が、職場体験に来てくれました。

今日と明日の二日間、有意義で濃密な時間を過ごしてもらおうと、

準備万端お待ちしておりました。

1日目の今日は、発掘調査&圧痕調査体験、もちろんレポートも。

2017-07-11_syokubataiken1nitime.jpg

発掘と言っても表土剥ぎと精査ですが、でも手作業の発掘がどういうものか、

その一端は体感することができたと思いますし、

また圧痕調査は直接土器に触れられる機会でもありますから、なかなかないでしょう。

そしてなにより、地道さを地でいく仕事内容は、「ザ・職場体験」って感じで、

・・・・

書きすぎました。

そういえば、休憩時間に生徒からインタヴューされました。

「やりがいはなんですか」

「何を意識して仕事してますか」

「何を大事にしていますか」

そんなかんじ。

どうお答えしたかは、ここではとても言えませんが、

目指すなら65点より120点がいいというようなことを言った気がしますが、

暑さで頭がとろけていたので記憶は曖昧です。

まだ明日も頑張ろー、おー


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 15:09| Comment(0) | 日記