2019年01月23日

いま、ASOBO JAPANを振り返る

みなさんこんにちは学芸員Aです。

2017年10月28-29日に行われたASOBO JAPAN(開催リポート動画付き)の

第6回でお世話になった大羽昭仁さんの著書「地域が稼ぐ観光」が

2018年の秋に出版されていました。部長情報です。

このなかで、笹山遺跡で開催した「縄文レストラン」について、

写真をあわせて10ページほども使って触れられてくださってます。

…火焔型土器を使って、縄文時代と同じように料理を食べられないかというアイディアが固まりました。(同書184・185頁)

縄文レストランのアイディアも、博物館の館長との打合せから生まれました。また、十日町市の学芸員の方もとても親切な方で、文化財保護だけではなく、観光の視点でもアドバイスをもらい、レシピを作る際の質問にも丁寧に答えていただきました。今治と同様に、学芸員の方々が、新しいものへのチャレンジする気持ちがあると「こんなのはじめて!」という体験が可能になります。(同書185・186頁)

当時ただ思うところを申し上げ、するべき仕事を全うしただけでしたが、そう言っていただけたら嬉しいものです。


とてもイイ人に違いありません。


そしてたぶん地域をくすぐるのがお上手なのです。

レストラン終了後、スタッフさんらとともに夜10時過ぎまで会場掃除をしたことは懐かしい、

いまではちょっとした武勇伝です。

そういえば、当日の準備のときだったでしょうか。

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素敵なライトアップで見違えた遺跡広場を眺めながら、こんな会話をしたことを憶えています。


 学芸員A「ダイニングアウトみたいな感じですか。」

 大羽さん「いや、むしろその対極ですよ。地域で出来るようにする火付け役なんです。」


その理由が著書に書かれていました。

僕たちは、観光体験プログラムとしての事業化を常に念頭に置いて企画しています。つまり、このイベントをパイロット版として、日常的なプログラムへと進化させていきます。(同書187頁)


なるほどー。

とはいうものの、簡単なことではありません。

やはり人員、資器材、その他諸々、乗り越えるべきハードルは沢山あります。

でもこういうのを目指していくといいのかな、という指針というか目標を得たような気がします。

こうして地域を盛り上げる出発点を実行に移すのは本当に大変で、勇気がいること。

心より感謝です。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 16:06| Comment(0) | 日記

2019年01月17日

ツケナとニーナ

みなさんこんにちは学芸員Aです。

きっともうすぐドッと降り出すだろうと期待を込めて思っているのですが、今日の午前中は晴れ。あ〜あ、、、と思いつつも「やっぱ晴れているとイイね!」と感じてしまうのは人間のサガなのでしょう。

それはそうと先日、博物館事務室の一角がガヤガヤとしていまして、なにかなーと思って覗いてみると、そこには地域の伝統食「ツケナ」と「ニーナ」が並んでいました。野沢菜を塩漬けにしたのがツケナ(漬菜)で、それを煮たり炒めたりしたのがニーナ(煮菜)。

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ツケナ

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ニーナ

カタカナじゃなんだか味気ない気がしますが、漢字にすると「なるほど」と思うし、急に親近感がわいてきて美味しそうに見てくるような(ワタクシだけかもしれませんけども)。

「ツケナって、野沢菜漬けのことなんだね」と言ったら「ちがう!」と怒られました。

聞けば、野沢菜漬けは色んな調味料を入れるいわゆる漬物だけど、ツケナは殆ど塩だけなんだとか。え〜って気もしますが、きっとそれが本来の味なんだと思います。

ニーナは、ツケナが漬かりきって冬も終わりに近づくころ、発酵が進んで若干酸っぱくなったツケナのことだそうで、塩分を洗い落として煮たり炒めたりして料理にすると美味しいんだそうです。

「ニーナってすごい色に変わってるなあ」と言ったら、ハハハ・・・と笑いながら温かく睨まれました。思ったことをすぐ口に出すのは危険です。


どちらも博物館の近所にあるお総菜屋さんにあったものを職員が仕事の一環で撮影するために買ってきたもの。そういえば以前、棒ダラの煮物が売っていて喜んだこともありました(同じお店)。こうして普通に売っているということは、伝統食が現代の文化にも脈々と生き続けている証拠。

ツケナとニーナを見ながら、地元出身の職員たちが「あーして食べた」「こうして食べた」と思い出話に花を咲かせていました。伝統食の良いところは、世代を超えて繋がるきっかけになるところかなあ、などとと思いました。そんな雰囲気がいつまでも残り続いて欲しいものです。

学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 11:26| Comment(0) | 日記

2019年01月14日

チンコロ市開催中! 1月10・15・20・25日

みなさんこんにちは学芸員Aです。

節季市が今月4回(10日、15日、20日、25日)開催されます。

明日で2回目。3回目になる20日は日曜日なので、一番の入りになると思います。

別名チンコロ市というとおり、名物の縁起物「チンコロ」も露天にたくさん並びます。

チンコロは、「起源についてはよくわかっていませんが、明治末期のころには作られていたそうで、その後、昭和30年頃になって十日町市袋町で作られたものが節季市で売られたら大ヒットし、今も続いているといいます(上村政基2007「節季市のチンコロとトットッコより)。」とあります(笹山日記より)。

可愛いチンコロの写真を見ていると、これを手に入れるため遠くから人がいらっしゃるのも分かる気がします。


市のホームページはこちら

観光協会さんのホームページはこちら

新潟県さんのホームページはこちら



それにしても画像って大事! 新潟県さんのページは画像が沢山で良いですね。


ちなみに、チンコロさんは午前中に売り切れるそうです。

お早目にいらして買い求めたら、お昼にへぎ蕎麦を天ぷら付きで食べてお腹いっぱいになり、胃に血が集まり過ぎて頭がボンヤリしたまま火焔型土器などを見て、キョロロでスノーシューを借りて美人林を歩き、松之山温泉に入ってから帰るのが良い日帰りコースかと思いますが、そのまま松之山温泉で泊まってソムリエつきでワインを飲んだり地元食材を楽しむのがベストかもと個人的には思ったりもするのですが、あんまり言うとエコ贔屓だと怒られるので全部ウソということにしておいて下さい。

チャオ。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 16:10| Comment(2) | 日記