2018年11月09日

国宝の最古は「縄文の女神」(暫定)

みなさんこんにちは学芸員Aです。

国宝っていっぱいありまして、

文化庁さんのHPをみますと、1,115件だそうです(11月1日現在)。

重要文化財は13,224件(同上)。

国宝になるには普通、先に重要文化財になっていて、そこから昇格するわけですから、

その昇格率は推して知るべしなわけです。狭き門です。


縄文時代のもので国宝に指定されているのは6件。

6/1115ですから、ものすごく少ないですね。

縄文時代は13、000年くらいあるわけですが、そんなの関係ないみたいです。


ところで「縄文国宝の仲間たち6件のなかで一番古いのはどれですか」

みたいな質問を頂戴することがあります。

よく調べる必要のある物件もあって、やや難易度が高いと感じますが、ざっと見てみます。

物件名は、北から全部通称でいきます。あと後期のものは、詳細省略で。

  中空土偶(北海道函館市) 後期
  合掌土偶(青森県八戸市) 後期
 ◎縄文の女神(山形県舟形町) 中期前葉大木7b〜中葉8a式並行(報告書から)
  火焔型土器(新潟県十日町市) 中期中葉大木8a〜8b式古段階並行(報告書から)
  縄文のビーナス(長野県茅野市) 中期中葉V/VI(勝坂II・III、井戸尻I〜III並行)(報告書から)
  仮面の女神(長野県茅野市) 後期

こうしてみると、半分の3件が中期で、もう半分が後期なんですね。

そして、最古はどれか・・・・・。

これだけみると、女神さんだけが最古になる可能性があります。

分かりにくいものがあるので、大木を中心にしてざっくりと直します。

  女神 大木7b〜8a式並行
  火焔 大木8a〜8b式古段階並行
  ビーナス 大木8a式並行

大木様式は番号記号が早いほうが古くなります。だからこのなかでは7bがもっとも古い。

つまり



女神さんが最古




ただ、女神さんは、「7bじゃなくて、8a並行だ」という考えもあるかもしれませんから、

その場合は、3件の最古がそろいます。考え方は移ろうものです。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 11:37| Comment(0) | 日記

2018年11月06日

平成30年度県下生物・岩石標本展示会で金賞

みなさんこんにちは学芸員Aです。

十日町市立まつのやま学園の児童さんが、

「平成30年度県下生物・岩石標本展示会」で金賞を受賞しました。


おめでとうございます!!!

2018-11-06_jusyou1.jpg
(剪定バサミは賞品だそうです。)

賞状の最後に、いつもお世話になっている小熊館長の名前が見えました。

長岡市立科学博物館さん主催のアワードなのです。公式結果発表はこちら


夏休みの自由研究で製作したという受賞作品の題名は


 まつのやま下川手しゅうへんのしょくぶつ 



実はあるルートで、ちょっと前から情報を得ていまして、

身の回りにある植物を毎日毎日熱心に、すごい数を集めたようでした。

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行き届いた指導もあったようですが、子どもの場合、いや大人でも、

地道なことを継続することが最大の壁になるのですから、

テクニカルな指導だけで良いものはできません。情熱が必要なのです。

なにより得難いものです。


題名が、殆ど平仮名で書いてありました。

その漢字を習ってない学年だからでしょう。

そんな児童が金賞を取ったということがどれだけすごいことか。

いやもう感動でつい書いてしまいました。拍手を送りたいと思います。

おめでとうございます!


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 12:00| Comment(0) | 日記

2018年11月05日

新博物館の外観が大体できてきました

みなさんこんにちは学芸員Aです。

今日は博物館周辺の「秋」を撮ろう!と心に決めて外へ。

赤が映えます。

2018-11-05_sinhakubutukan2.jpg

2018-11-05_sihakubutukan1.jpg

すると向こうに新博物館の姿が映っている。

毎日のように見ているのであまり変化を感じません。若干見飽きた感さえあります。

でも、そういえばさっき、長岡方面からいらした方が

「だんだん出来てきたね」といっていました。

改めて見てみると「結構できてるじゃん!」って感じもしてきました。

いやむしろ「もうすぐできるんじゃね?」って気さえしてきます。

いやいや、それどころか「どうかしたら雪まつりの頃にはオープンいけたりして?」とか

すっかり妄想が広がり、収拾がつかなそうなところで我に返りました。

工事のトラックが目の前を通り過ぎて行きました。

2018-11-05_sihakubutukan3.jpg

言わずと知れた火焔型土器の絵が見えます。

屋上から具を入れて煮炊きができそうな博物館を目指しています(うそ)


阿部
posted by 十日町市博物館 at 16:58| Comment(0) | 日記