2017年08月04日

職場体験その2 3日目

みなさんこんにちは学芸員Aです。

職場体験3日目は、昨日、無事に終了しました。

最終日となったこの日の作業はこれ。


 矢づくりの続き(矢羽根取り付け)

 復元製作についての解説パネル製作 & 解説


縄文時代の「矢」がどんなものなのかを知り、

そしてそれを参考に身近に手に入る現代の材料で復元する、という過程を、

解説パネルと作った製品とともに解説してくれました。

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【解説はロビー特設会場で。テーブルにフェルトを敷き、台座のうえに矢を展示。】

次から次へと迫り来る初めてづくめの作業を前に、

それでもめげずに頑張ってくれました。

今後、この経験が何かの役に立つといいなと、思います。

ちなみに職場体験の受入担当を初めてさせていただいたワタクシ。

普段は小学生を相手にしているので、新しい体験となりました。

日々勉強です。


そういえば、

北海道恵庭市のユカンボシE11遺跡から出土した縄文時代の「矢」。

復元される長さは約50cmほどだったそうですね。

なんとなく弓を引いたときの姿勢を想定して、

80〜90cmくらいと勝手に思い込んでいたのですが、これがいけなかった。

実習生がネットの新聞記事を読んで、解説原稿にこう書いていました。


「復元した矢は北海道の出土例の2倍ある」


不勉強を知り、冷や汗をかきました。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 17:13| Comment(0) | 日記

2017年08月02日

職場体験その2 2日目

みなさんこんにちは、学芸員Aです。

今日の体験者は中学生1名。

内容は10月に開催予定の「ガラス鏃作り」ワークショップの実験。

鏃だけではなく、できれば矢まで作ってしまおうと目論んでいるので、

実際、誰でもできるのかどうか、その実験。

「矢作り」なんてひとことで言ってしまうと簡単に見えますが、

実は手が込んでいます。材料がこれだけ必要です。

 鏃(やじり)

 矢柄(やがら)

 矢羽根(やばね)

 糸

これらに加えて、鏃を整形するための道具、矢柄を整形する道具、

それから、鏃と矢柄をつけるための接着剤も必要。

「鏃作り」のワークショップは数あれど、

「矢作り」のワークショップがほとんどないのは、

おそらく、道具の用意の難しさのためではないでしょうか。

でも、だ・か・ら・こ・そ、チャレンジしたい。上向きで。



前回の職場体験の時に、

中学生にとってガラス鏃作りが結構大変なことはわかっていました。

その原因は、単純に、力の大きさが足りないのだと思います。

女性の方にも、なかには難しいという人がいらっしゃる可能性もあります。

なので今回は心の準備ができていました。


結果、やはり大変のようです。

わかっていただけに、なんだか申し訳ない気持ちに。


つぎに大変なのはイメージかもしれません。

「押し剥がす」(押圧剥離)というのがなかなかイメージしづらいのか、

あるいは、力が足りないのを補うためなのか、

5寸クギを手にして、とりあえず叩くんですね。

いろんな方を見てきましたが、皆さん同じ。


それでも、なんとか鏃をつくって取り付けできました。

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しかし、そうはいっても、予想外のことはやはりあるもので、

今日は新たに次の二つに課題があることがわかりました。


 1 焚き火を起こす(アスファルを溶かす準備)

 2 彫刻刀やカッターを使う(矢柄を削る)


・・・そっかー・・・。という印象でした。

詳細は省略します。

ただ、現代人が、手作業から確かに遠ざかっているのだということを

心の底から実感しました。


ワークショップの意義をどう考えたらいいのか、

新しい課題をもらったような気がしてきました。感謝。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 18:03| Comment(0) | 日記

2017年08月01日

職場体験その2 1日目

みなさんこんにちは、学芸員Aです。

職場体験実習のため、中条中学校から1年生2名と2年生1名がきました。

今日の実習メニューは、

 1 博物館オープン作業

 2 笹山遺跡発掘調査(表土剝ぎ)

 3 土器圧痕調査

 4 調査日報記入

中条中学校は国宝・火焔型土器の笹山遺跡を校区内にもつ学校だから、

というわけでもありませんが、今回も笹山遺跡の活動がメインです。

もう何度も案内している子達なので、笹山のガイドは省略。

ひたすら調査に勤しんでもらいました。

といっても、表土剝ぎは、雨のため中途で中止になってしまったので、

ずっと圧痕調査です。

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どうもいくつか圧痕らしきものを見つけた模様ですが、

まだ2個くらいでしょうか。

シリコンの無駄遣いをしないためにも、

4個か5個くらいになるまで待ちたいところですが、、さて。


圧痕発見の報告を待つ間、恒例の質問タイムにそなえ、想定問答。

この質問↓ が最右翼でしょうか。


 Q. なぜ学芸員になりたかったのですか。


きますよ、絶対来ます。

これに、どう答えたらいいでしょうか。


 A. 生きるために、仕方なく。


中学生の顔が曇るかしら。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 14:20| Comment(0) | 日記