2019年09月17日

「すっきゃねん」

みなさんこんにちは学芸員Aです。

ブログの存在を忘れかけていたりはしません。けして。

さて、先日、我が館の学芸員が博物館活動奨励賞を受賞したというニュースがありました。ニュースと言っても、うちが発表しただけです。

受賞したレポートの内容はボランティアさんたちとの協働研究が題材でしたから、受賞はほぼボランティアさんたちの成果なわけですが、それでもあちこちから「おめでとう」のお言葉を頂戴するたび、よろこびもひとしおに感じる今日この頃です。

さて、先日、この賞を過去に受けられた方を見ていたら、前から興味深く拝見していた二つの館が目につき、「おお」と思いました。

その館とはこちら↓ ともに平成29年度です。


 ●受賞者:野本康太  奥山清市  坂本昇(伊丹市昆虫館)
 受賞論考:「郵便局と博物館―地域連携の事例と可能性」
 掲載号:「博物館研究」Vol.51 No.5

 ●受賞者:福田和浩(八尾市立しおんじやま古墳学習館)
 受賞論考:「八尾市立しおんじやま古墳学習館の取り組み―巨大古墳のある小さなミュージアムの奮闘記録」
 掲載号:「博物館研究」Vol.51 No.7


伊丹市昆虫館さんと、八尾市立しおんじやま古墳学習館さん(の学芸員さん)です。伊丹市さんは、プレスリリースも出して、さらに関連の企画展までしています。

伊丹市昆虫館さんといえば、2015年に企画展で昆虫食をテーマにしていたことを知り、このブログでも取り上げたことがありました。このテーマは、冗談や遊びのように見てもそうではなく、海外の食文化まで調査して掘り下げた本気度マックスな企画でして、ある方から頂いたパンフレットを読んだときはあまりのすごさに若干震えました。受賞はしかし、これとは別件で、地域連携の件で受賞されたようでした。意識の高いところは多方面にイイ活動をしています。

しおんじやま古墳学習館さんは、ゆるキャラの「ハニワこうてい」(埴輪皇帝)で知られ、「ハニワこうていのブログ」なるものまであります。紙に書いただけのキャラではなく着ぐるみまで作っている本気さ。子どもたちに大人気だそう。

ゆるキャラのメッカはやはり近畿にあると思わされます(個人の感想です)。
最初の衝撃は平城遷都1300年祭の「せんとくん」でしたが、世界遺産になる百舌鳥・古市(もず・ふるいち)古墳群の「ハニワ課長」(いまは部長!)や大阪府立弥生文化博物館さん「発見!古代エジプト展」にでてきた「ファラ尾」をみるにつけ、うまく言葉では言えない何かがこの地域にはある、そう思わずにはいられませんでした。

朝日新聞:ハニワ課長、ついに部長に 1600歳にして晴れて昇進


Facebook:大阪府立弥生文化博物館 ファラ尾



冗談のような本気。

まえに大阪人にとっての「すっきゃねん」と「すきやねん」のニュアンスの違いについて、本で読んだことがあります。何の本を読んだのかはさておき、それによると「すっきゃねん」は照れ隠しだとのことでした。ストレートに「すきやねん」とは言えない気持ちが表れているというのです。

諸説あるとは思いますが、なにかこう、ど真ん中に入る形に抵抗感があって素直に言えない何かが、上記の企画やゆるキャラにつながるんだと思えば、なんとなくわかるような気もしないでもない、気がします。


実は、上記の受賞のとき、京都市内の会場で「ファラ尾」の中の人に出会いました。まったくの偶然です。短い時間でしたが、お話ししてみると問題意識の高い、心底真面目なお方でして、ちょっと拍子抜けしかけましたが、ふと「すっきゃねん」のことが脳裏に浮かび、ああそうかと何となく納得したような気がしたような気がしたのでした。

今日は一体何を書いているのか分からなくなってきましたが、とくにかく近畿がいい、というくらいで分かっていただければ幸いです。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 13:24| Comment(0) | 日記

2019年08月09日

南無南無

この時期は、なんとなく胸騒ぎがして、

博物館裏に置いてある石仏を見て回ります。

そして倒されて草に覆われた石仏を起こし、据え直したりします。


IMG_4374.JPGIMG_4377.JPG

なぜわざわざ倒すのでしょうか。

人にとって何が大事なのかについて、

無関心なのかな、と思います。


南無南無。


あのとき失われたあらゆるものと多くの悲しみのために。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 17:29| Comment(0) | 日記

2019年07月31日

聖火台はKYU

みなさんこんにちは学芸員Aです。

東京オリンピックの国立競技場の聖火台のデザインに関する情報提供があったようですね。

「関係者によると」、球体が回転しながら開き、点火された内部の聖火が現れるイメージだそう。

・・・ってことは・・・



火焔型土器じゃないのか!!!!!!




「がっかり」以外の言葉が見つからないです。

2019年日本3大がっかりニュースがあるとすれば、間違いなくエントリーします。

聖火台は球・・・・・・KYU・・・・・・KYなYOUのことかと(失礼)。


でもですね、数ある「球になった」ニュースのなかで、

日刊スポーツさんがいいこと書いてました。(以下太字は引用)


 競技期間中は、

 臨海部のお台場エリアと有明エリアに架かる遊歩道の橋「夢の大橋」付近に設けられる、

 もう1つの聖火台にも火がともされるが、

 デザインは不明だ。


そう!

今回のオリンピック、なぜか競技場以外にも聖火台があって、そっちのデザインは未発表。

かすかな希望ですが、ここにすがるほかありません。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 11:50| Comment(0) | 日記