2018年05月11日

十日町のきもの歴史展

みなさんこんにちは学芸員Aです。

先日市役所の何かの係りの方が来て「体調はどうですか」と聞きまわっておられました。

きっとそういう関係の部署の方と思います。

 「ええ、まあ。」と死んだ目で答えたら

 「言わせてる?あはは。」と笑いながら去って行きました。


ところで、いま、博物館の2階で「十日町のきもの歴史展」という展示を行っています。

見たことがなかったので行ってみました。

ずらっと並んでいるのは、明治から昭和・平成にかけての歴代着物。

噂に聞いたアレやコレやの名品が年代順に並んでいて、

「おお、これが!」というのが一目瞭然な感じで、分かりやすい感じでした。

博物館の常設展示では語られていない詳しい解説があるところも良いです。

古典的な着物に興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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ただ、ワタクシが興味を持ったのはこちら↓ 

買継問屋(かいつぎさん、と呼ばれる。)お宅からの寄贈品。

なかでもハンコ入れがすごい。いつもながら珍品が好きです、ええ。

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よく見ると、ハンコを立てる穴のサイズ(径)がいろいろあり、

実際にそこにハンコが差し込まれているという驚きの逸品です。

そもそもハンコを手放す方は珍しいですし、

したがって人のハンコをまじまじと見る機会なんて普通はありません。

なにか、見てはいけないものを見てしまったような、妙なドキドキ感がありました。

着物といっしょにこうした資料があると、臨場感がでてきていいですね。

こういう生々しい感じが、近世から近代の資料のアドバンテージだと思います。

小規模な展示で期間も短いので、急いで是非。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 11:41| Comment(0) | 日記

2018年04月16日

ト◯ロの爪

みなさんこんにちは、

ト◯ロの爪があんなに危なっかしいのはどうしてだろう、と

ずっと思っていたましたが、

ああそうか、

あれは異獣をモデルにしていたんだと

気がついてしまい(妄想)


で、試しにgoogle画像先生で「トトロ 爪」で検索してみたら、

爪切りが出てきて、ちょっとびっくりした


学芸員Aです。
posted by 十日町市博物館 at 13:19| Comment(0) | 日記

2018年04月12日

ひきりうす、ひきりぎね

みなさんこんにちは学芸員Aです。

ちょっとまえに、石川県の有名な縄文時代遺跡「真脇遺跡」の出土品の中から「火きり臼」が見つかったというニュースが流れました。

毎日新聞さん
縄文人の火おこし道具 3300年前、板にくぼみ 石川」

「何それ」と思ってその内容を見て「え、あ、そうなのか」と驚きました。

まず火起こしするときの台になる道具、その名前が

ひきりうす

だということ。

浅学にもほどあがるわけですが、そこは気にしないまでも気づかないフリでお願いします。

そして2番目に驚いたのは、

縄文時代で2例目

という事実。

「首都大の山田先生が言うのだから間違いない」などと、

権威にすがってはいけないわけですが、もしそれが2例が20例の間違いであっても、

数万箇所はあるだろう縄文時代石の中では非常に少ないことに変わりないので、

たいへんすごいすごい貴重な出土品なわけです。


で、この「ひきりうす」。

漢字で書くと「燧臼」一発変換すごい。

新聞記事では「火きり臼」ってなってたけど、火鑚臼ってのがそれでしょうか。

この真ん中の難しい字は、「錐」のことみたいですね、なるほど。

次にじゃあグルグルするほうの棒はなんというかというと、


ひきりぎね


だそうです。マジすか。漢字は燧杵。火鑚杵。臼に対して杵。

おお・・・!

どなたか、あまりにも分かり易過ぎたときの良い驚き方を教えてください。

で、これらの漢字がわかったところで、こんな記事がヒットしました。


文化庁さんの文化遺産オンラインです。

データベースを見ると、

国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」とされているようです。

愛知県では県の無形民俗文化財になってますね、ちゃんと。

長野では・・・は、またいずれ(調べない予感)。


そういえば、笹山じょうもん市の開会セレモニーだったかで、

巨大な燧臼と燧杵をつかって火を起こし、

火種を持って住居の中に火を灯すっていうことをやっていたことを思い出しました。

アレってもしかしてコレにあやかっていたんでしょうか。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 14:48| Comment(0) | 日記