2014年02月04日

国家機密情報?発見

「セクション」が終了し、兵どもが夢のあと、というか綺麗さっぱり何事もなかったかのように静まり返った博物館ロビー。

そこへ、ひとつ、またひとつと運び込まれてくる物品。

2014-02-04_昔の道具.JPG

テレビ、アイロン、電話、グローブ、メンコ・・・

どうも、これらは昔の道具たち。きけば、小学生の授業用のようですね。

へええ〜っと僕の生まれる前の道具をしげしげ眺めていると、

その中に目を疑う、いや、身の毛もよだつ、恐ろしい情報を発見してしまいました。

これはもしかすると、最近話題の国家機密に属する情報かもしれないので、扱いには注意が必要かもしれません。

でも僕らは国家公務員ではないので、たぶん大丈夫。これをご覧の皆さんも、たぶんだいたいの方は大丈夫。

というわけで、堂々とおみせしましょう。

これです!

2014-02-04_1月世界征服.JPG

2014-02-04_世界征服!.jpg
・・・良く見えない人のために、大きくしてみました。

読めますか

 スーパーマン 1月 世界征服

どうですか。

余りの恐ろしさに、小便ちびっ手が震えてませんか。

え?足も震えた?ええ、ええ、わかりますよ、そうでしょうそうでしょう。

問題がありすぎて、果たしてどこからツッコんで問うていいのかわかりません。

しかし世界征服ですから、とにかく、国家機密級の情報ということだけは間違いありません。

これ、1月とあります。

いつの1月なのかといえば、きっとこのカード(メンコ?)が発行された年に違いありません。

僕らは既に征服されていたんです。


 スーパーマンに。


人生において、これ以上の衝撃があるでしょうか。

見学に来る小学生たちが、この事実を正気で受け止めることができるのか、、、心配でなりません。



学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 16:32| Comment(0) | 展示

2014年01月23日

「見せる」力

博物館ではただ今、子ども縄文研究展2013を絶賛展示中です。

小学生の勢いはすごいですよ。

壁新聞。

今日、改めて子供たちの新聞を見てみたら、「これはすごいな」と思わせるものがいくつもありました。

僕も昔作った記憶がありますが、どんなものを作ったのか、すっかりさっぱり忘れてしまいました。

でも、たぶん、こんなに良いものは作ってなかったと思います。

で、展示のなかで不肖・学芸員Aから、最も良いと思われるものを紹介いたします。

吉谷小学校のみなさんの作品です。

2014-01-23_吉谷.JPG
(吉谷小学校の壁新聞。左の壁全部)

このなかでも、とくに右のほうにあった、2つの班を評価したいと思います。

どちらも「見せ方」にキラリ!と光るものがあるからです。

まず勾玉班。

そもそもの新聞の形を勾玉の形にして、しかもそれを3枚も並べました。

2014-01-23_新聞勾玉.JPG

驚くべき発想ですね。

広い展示室をパ〜っと見わたして、僕が最初に選び、読んだのはこの新聞でした。

小学生による全国規模の研究壁新聞大会の受賞作を見たことがありますけども、

そこにあったものは全部規格の紙。おそらく変形の紙を使わせない募集の仕方なんでしょうね。

大人って駄目だな、と思いました。

そして二つ目。

同じような見方でほかの新聞も眺めてみたら、ありました。

これもびっくり、またしても吉谷小学校さんです。火起こしを研究した班でした。

2014-01-23_新聞火焔.JPG
(火起こし班)

なんと、文字の背景が焚火になっているんですね。美しいです。

火焔街道のメタファーにもなっています。高度なデザインだと感じました。

普通は文字と絵とはどこにどう配置するか、お互いが邪魔にならないように工夫したいと思うものです。

でも、そうじゃない。 重ねればいいじゃん!ってところでしょうか。

誰もが疑わぬ前提、気付かないうちに排除してしまった条件に気付き、戻って考える。

とても大変なことです。


研究の壁新聞ですから、研究内容はもちろん大事。いちばん大事。

でも、どんなに大事なものでも、置く場所や展示の仕方を工夫しなければ、せっかくの研究も台無しです。

その意味で、新聞がそもそも見てもらうものであることに気付き、

「見せる」力の向上に精力を傾けた上の二つの新聞は、高く評価されます。

近年、インフォ・グラフィックという、高度な情報を分かりやすく且つ楽しく「見せる」ための技術分野が

注目を集めています。

世界中から発信される情報が多量に流通している現代では、

情報そのものの本質的な価値だけでは気付いてもらえない、注目されないということが頻繁に起こります。

そこで、重要な情報には、沢山の人に興味を持ってもらえるようなグラフィック・デザインを施す。

そういう技術が注目を浴びているわけです。世界規模のコンテストも開催されているくらいです。

十日町市博物館でも、いま「セクション」という速報展を開催中です。

「見せる」ことに力が割かれていて、随所に普通と異なる展示がみられます。

でも、・・・子どもたちに負けてないか少々心配です。


今回の「子ども縄文研究展2013」には、正式な表彰とかプライズはありません。

でも学芸員Aから、勝手ながら、上の2作品に「じっぱくブログ賞」を差し上げたいと思います。

おめでとうございます!!


学芸員A

posted by 十日町市博物館 at 11:41| Comment(0) | 展示

2013年12月22日

セクション

当館で新しい小企画展が始まりました。

「セクション 笹山遺跡第10次調査成果速報展」

国宝「新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器」の指定から12年目の2011年から始まった再発掘調査。

その3年目となった今年の調査の速報展です。

セクションというのは変わった名前ですね。

発掘現場の業界用語で地層の「断面」を意味します。

名称未設定 1.jpg


今回の展示物の目玉は竪穴住居跡とそこから出土した土器。

住居跡については写真パネルです。

大きいです。A1版。状況がよくわかりますね。解説はパンフレットにあります。

土器の方は、珍しいことに展開した状態での展示になっています。

出土したときの状態を彷彿とさせてくれます。大きい土器・・・リアルですね。

これらの土器はもうすぐ復元工程に入ってしまうので、この状態を見られるのはこの期間だけ。

チャンスです。


ほかにも色々と、随所に、普通ではない展示があります。

目玉はむしろ展示の仕方にあるのかも。

「え、まさか」「ほんとに?」

そんな風に感じてもらえたらいいな、と思います。


ちなみに、第9次調査の速報展はいま県立歴史博物館に行っています。

子ども縄文研究展に入り込んでます。

そちらとあわせてご覧になると、連続性が分かって、より愉しめると思います。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 22:27| Comment(0) | 展示