2018年11月21日

藤森照信さんのご講演がありました

みなさんこんにちは学芸員Aです。

昨日、建築家の藤森照信さんが御講演にみえました。


「縄文の未来、縄文建築の世界」



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最初の話は「私の建築の原点」。

紹介されたのは3つの物件がとても印象深かったです。

 ●石の家(ポルトガル)
 大きな自然石ふたつの間に屋根・壁・扉がついている。

 ●泥の家(マリ)
 基壇から上屋まで泥をかさねて作ってある。素材の連続性。

 ●三佛寺投入堂(鳥取県)
 崖にはまっているかのよう。登って内側から景色を見ると、額縁のなかの自然を体感できる。

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「自然と文化を仲立ちするような建築」、

という風なことをおっしゃってました。

この辺りで、なんとなく縄文とのつながりが垣間見えます。


次の話は、屋根。

「茅葺は弥生時代から」説、「縄文の土葺き→芝棟」説そして、「多雪地域の土葺き不要」説も。

芝棟というのは始めて聞きました。茅葺き屋根のてっぺんに花壇みたいなものがあるそうで、

東日本の太平洋側に多いとか。へ〜!

昔、東大の亘理先生らが調査したことがあるようです。藤森さんも参加したのでしょうか。


縄文時代の土葺きについては、いまのところ御所野遺跡で出土しているので、

ほかもそうだったんじゃないかという仮定が成り立つのですが、

でも逆に、数ある焼失住居で同様の証拠(焼け崩れた材を覆う焼土)がみられないのはなぜなのか、

を説明できないのが難で、、、、謎はまだまだ深いままです。


藤森さん、驚いたことに十日町にいらっしゃったのは2度目とのこと。

これからもご縁がありますように。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 11:30| Comment(0) | 日記
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