2015年10月13日

尖石縄文まつり

みなさんこんにちは、学芸員Aです。

10月11日に長野県茅野市、尖石遺跡にて縄文祭りが開催されました。

前から興味があったのでブ〜ンと行って見てきました。

すると、なんだか見たような面々が・・・あれは中条の皆さん。

しかも縄文服を着てステージに上がっていくではありませんか。

なにか巻き込まれる予感がしたからではけっしてありませんが、

なんとなく身じろぎもせず黙って見ていました。

しばらくして「天神囃子」の詠唱が始まりました。

そして最後は「縄文の雄叫び」。おお〜〜〜〜〜。う〜ん、大迫力。

NHKさんが取材に来ていました。

聞くところでは、あとでこの場面が放映されたそうです。やったね。

笹山じょうもん市の参考になるかと思って隅々まで見聞。

ちょいちょい面白いものがありました。

なかでも僕の印象に残ったのは食べ物系。

土偶形の大判焼き、クッキー、そしてなぜか「豚の丸焼き」。

丸焼きは、朝から4時間もかけて焼いているんだとか。しかも無料。すごい。

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お祭りは、体制的には、行政が主催で各団体が出店、という組織のようでした。

自治会が主催で行政は協力だけというじょうもん市とはまるで違います。

ほかにも違うところがいっぱいあって、ある意味で大変勉強になりました。


ところで。

中条のご一行は、その後、藤森照信さんデザインの「神長官守矢史料館」を見学に行ったとのこと。

中世から諏訪大社の神官を務めていた守矢家を顕彰する施設。以前見学したことがあります。

土と木を基調にした自然調和的な外観、御柱をイメージしたエントランス。

材の選択からしてすでに地域伝統を踏まえています。

内部の展示は、一見すると露骨な土俗表現と見る向きもあるでしょうが、

でも、あの土と木の柔らかい、優しさを感じさせる内外表面から類推すれば、それは多分違います。

人間の生・命、自然、超自然の重層化された循環的営みを凝縮し、

建物さえもそのなかに埋没させようという表現だと思いますし、また、

それだけに建物と展示物の個々の要素の間に深い意味を暗示して、

何かの示唆を与えてくれるものと僕は思います。

コンクリートで固められた建物は、ニュートラルで後景的、

なんでも受け入れる器です。だから何でも置くことができます。

神長官守矢史料館はたぶんその対極を張っていて、

その地域においてその地域のものにしか似合わない、

独自の存在たり得ようとしているんじゃないかと思います。

そこにこそ、ほかにはない魅力を感じるわけです。


みなさん、見学するのにいいものをチョイスされたなーと思いました。



学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 17:17| Comment(0) | 日記
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