2019年01月17日

ツケナとニーナ

みなさんこんにちは学芸員Aです。

きっともうすぐドッと降り出すだろうと期待を込めて思っているのですが、今日の午前中は晴れ。あ〜あ、、、と思いつつも「やっぱ晴れているとイイね!」と感じてしまうのは人間のサガなのでしょう。

それはそうと先日、博物館事務室の一角がガヤガヤとしていまして、なにかなーと思って覗いてみると、そこには地域の伝統食「ツケナ」と「ニーナ」が並んでいました。野沢菜を塩漬けにしたのがツケナ(漬菜)で、それを煮たり炒めたりしたのがニーナ(煮菜)。

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ツケナ

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ニーナ

カタカナじゃなんだか味気ない気がしますが、漢字にすると「なるほど」と思うし、急に親近感がわいてきて美味しそうに見てくるような(ワタクシだけかもしれませんけども)。

「ツケナって、野沢菜漬けのことなんだね」と言ったら「ちがう!」と怒られました。

聞けば、野沢菜漬けは色んな調味料を入れるいわゆる漬物だけど、ツケナは殆ど塩だけなんだとか。え〜って気もしますが、きっとそれが本来の味なんだと思います。

ニーナは、ツケナが漬かりきって冬も終わりに近づくころ、発酵が進んで若干酸っぱくなったツケナのことだそうで、塩分を洗い落として煮たり炒めたりして料理にすると美味しいんだそうです。

「ニーナってすごい色に変わってるなあ」と言ったら、ハハハ・・・と笑いながら温かく睨まれました。思ったことをすぐ口に出すのは危険です。


どちらも博物館の近所にあるお総菜屋さんにあったものを職員が仕事の一環で撮影するために買ってきたもの。そういえば以前、棒ダラの煮物が売っていて喜んだこともありました(同じお店)。こうして普通に売っているということは、伝統食が現代の文化にも脈々と生き続けている証拠。

ツケナとニーナを見ながら、地元出身の職員たちが「あーして食べた」「こうして食べた」と思い出話に花を咲かせていました。伝統食の良いところは、世代を超えて繋がるきっかけになるところかなあ、などとと思いました。そんな雰囲気がいつまでも残り続いて欲しいものです。

学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 11:26| Comment(0) | 日記