2016年03月25日

笹山遺跡ボランティアを募集しています

遺伝子的にお酒が強い人の割合が多い都道府県はどこか。

そんな調査があったそうで、それによると1位は秋田県でダントツ。

2位からは岩手、鹿児島、福島がグループになっていて、5位以下を引き離しています。

で、肝心の新潟はどうかというと14位だそうです。

日本酒の一人当たり年間消費量が日本一ということを考えると、

なんともビミョーな位置だった訳でして、

3秒くらい心が空白になった学芸員Aです、みなさんこんにちは。


お酒といえば、縄文時代にお酒があったかと訊かれることがあります。

これはまだ証拠がなくてわからないというのが偽らないところですが、

縄文時代の植生にお詳しくて、お酒が大好きな某先生が「あったはず」とお考えのようですので、

いずれその証拠が見つかる日が来るのかもしれません。そんなところです。

見つけようと思って探すと見つかる。

これは最近話題のいわゆる「スクリーニング」ですが、

深い入りすると火傷するのでこの辺にしておきたいと思います。


それはそうと、今日は何の日かご存じでしょうか。

そうです。

笹山遺跡ボランティアの応募期限(消印有効)です。

笹山日記やじっぱくブログに直リンクしてて、

博物館TOPページを全然見てないというそこの貴方(貴女)!

いまドキッとしたでしょう。実は僕もです。

募集要項の字が多くて読むのが面倒という方のために、

募集の要件を簡単に紹介しておきたいと思います。

以下要約

 1 笹山を愛している(または愛せる)方
 2 年間6時間くらいなら、無償で働けるというお優しい方
 3 十日町市博物館の入館料が1年間タダになるって聞いたら小躍りしちゃう方
 4 「これってもしかして国宝級土器」に触りたい方

それと、平成28年度の年間行事予定もアップされました。

TOPページ上段の「行事予定」にあります。

全部ではないのですが、どうぞご参考になさってください。

「ささやまの耳」、気になります。なんでしょね。乞うご期待!


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 11:56| Comment(2) | 日記

2016年03月14日

御礼!お客様5万人

みなさんおはようございます、学芸員Aです。

笹山遺跡ボランティアさんの指摘を受けて気がついたのですが、

博物館トップページのカウンターが5万に近づいていました、昨日の話。

月曜のうちのどこかで達成するかなあ、わーい、

などと思ってのんきに構えていたら、どうも昨夜のうちに達成してしまった模様。

5万を踏んだ方のお知らせを募るタイミングを逸してしまいました。

あちゃー・・・・。

2016-03-14_50017.JPG

とはいえ、50,000人目であろうと49,999人目であろうと、

何らちがいのない、大切なお客様です。

なので、

今日は4万と1人目から5万人目のお客様に等しく感謝申し上げるとともに、

謎キャラその3と一緒に、お祝いしたいと思います。

ありがとうございました!

2016-03-14_50017_2.JPG

学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 09:37| Comment(2) | 日記

2016年03月10日

器と製品

みなさんこんにちは、学芸員Aです。

「とんでったバナナ」という曲をご存知でしょうか。

文字どおりバナナが飛んでいくお話です。

その一度聴いたら忘れられないメロディーと歌詞に、

魅了されている方も多いんじゃないかと思います。

でもこの歌には3番まであって、

最後は昼寝をしている船長さんのお口に飛び込んで食べられてしまったことを

知っている人は少ないんじゃないかとも思います。

みなさんはどうですか。


それはそうと、器って言葉、みなさんはどういう風に使いますか。

ガラスの器っていえば、そりゃ、皿とかをイメージしますよね、普通は。

でも考古学では、「器」っていうともう一つの意味があって、それは道具、っていう意味です。

辞書的にも、道具という意味があると書いてありますから、

業界に限ったことではないようですけど、

あんまり意識されていない用法であることは事実だと思います。

じゃ、どう使うかというと、例えば、「土器」。

これは土の道具という意味です。土の器(うつわ)ではないのです。

え〜?と思われるかもしれませんけど、次の例をみれば誰でもすぐにお分りいただけるはず。


石器


これは石の器(うつわ)じゃなくて、石の斧とか矢尻とかを指しますよね。

つまり石の道具です。

同じノリで、木器、金属器、ガラス器、骨器、角器、貝器、陶器、磁器、漆器などなど、

道具と言えるものはとにかく、「材料」+「器」で表すことができます。


ところで、先日、とある考古学研究者で木器を専門とされる方が

SNSにこう書いて、業界のお友達に尋ねていました。

「みなさん、木製品っていいますか、木器っていいますか」

木器っていう人はあまりいなくて、その人自身、「木製品って言っちゃう」って書いていました。

新たに出てきましたね、「製品」。

これは、「作ったもの」っていう意味ですから、指し示す意味が異なりますけど、

イメージしている物自体は同じなので、混乱必至なわけです。

実際、木製品(木器)を扱うこのかたは、「どっちでもいい」ものと思っている。

ここで翻って問題になるのは、土器と土製品の違いです。

業界でも、器(うつわ)ものに対しては土器、土偶とか耳飾りとかには土製品、

という言い方をよくするのですがが、これはどうかな、ということです。

どっちも土器(土の道具)であり、どっちも土製品(土で作ったもの)です。

土偶や耳飾りはいわゆる「縄文土器」とは別の観念領域にあるように見えるので、

なんとかしてカテゴリーとして区別したい、そういう欲求もよくわかりますから、

なんとかいい言い方を考えて、用語法と矛盾しないようにしたいものだと

思ってみたりするわけです。

なにかいいアイディアをお持ちの方がいたら、

ご意見をお寄せいただきたいものと思うわけです(プロの方はご遠慮ください。)


さて、冒頭に挙げた、とんでったバナナの話ですが、


「土器・土製品」の話とは、
 本当にまったく関係ありません。

ごめんなさい。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 11:31| Comment(0) | 日記