2016年02月26日

じっぱくブログ大賞2016発表

みんさんこんにちはじっぱくブログ大賞審査委員長の学芸員Aです。

今年も十日町市博物館2階特別展示室で目出度く開催されておりました

子ども縄文研究展2015。

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皆さんはご覧になったでしょうか。

小学生が今年度を通じて学習してきた成果をお披露目する展覧会です。

じっぱくブログでは毎年勝手に賞を作り出し、

これまた勝手に表彰するということを行ってきたわけですが、

今年もまた勝手に表彰してみたいと思うわけです。

今年は大きく分けて二つの路線というかベクトルが見られたため、果たしてどちらがいいのか、

その路線をめぐって審査が難航しておりました。

と、理由を述べる前にまずは発表に参りたいと思います。

いきなりですが、大賞の発表です!


ドロロロロロロオッロオロロオロロロオロロロロオロロ(ドラムロード)




ジャン!




大賞は





吉谷小学校さんです!

パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!

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おめでとうございます!

とりわけ良かったのは、上の「縄文時代の服装」を考えてくれたチーム。

とても難しい課題です。

だって、縄文時代の衣服はまだ見つかったことがないからです。

それもで、あ〜じゃないか、こ〜じゃないかと色々と考えました。

材料のないことにチャレンジする精神が何とも素晴らしい。普通はなかなかできません。

でも、もっと良かったのは見た目。

これは前回の大賞の時も重要視した点でしたし、これを発展させてくれました。

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ポスターを衣服の形に作った上で、その中で夏と冬とに記事を区分してくれました。

とても素晴らしい構成力です。

記事を作るだけからさらに一歩踏み出した力作と言えるでしょう。

ただですね、ちょっと残念なこともあります。

実は去年もこうしたタイプの発表が吉谷小学校さんからあって、大賞に輝いたわけです。

悪く言えば、二番煎じ。二番煎じは、じっぱくブログではプラスになりません。

どんなものでも最初に行ったのであれば、それだけでプラス30点あげたい。

でも、真似した場合は、そこから発展できた部分だけがプラス評価にしたいので、

そういう意味で、今年はプラス10点くらいです。

それでも大賞になったのはなぜかというと、これにやられました↓

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にっくん



迂闊(うかつ)でした。

土器ちゃんとか縄文さんとかイノシシちゃんとか、

そういうのは慣れているのでなんとも思わない(そして点もあげない)のですが、

まさかの加工肉。そうきたか。ためしてガッ○ン的ノリです。

このインパクトが大きくて、僅差に迫っていた他の小学校さんを突き放したのです。


ちなみに僅差で迫っていたのは関原小学校さんでした。

突出したものはなくても総合的に見ると大変良い出来で、

この路線で行くなら一貫した研究プログラムに歩を進めてもいいんじゃないかと思うレベルでした。

先生のリードしだいで面白いところへ行ける、そういう予感がします。


それから、冒頭の「二つの路線」とは、班で研究するものと個人で研究するものです。

どちらも大事なことなので、どちらかだけを評価するのは難しいです。

でも、昨年に引き続き、今回もチームプレイの方を評価することにしました。

なんにせよ、役割分担という作業を経る方が、やっぱり大変だと思うからです。

チームであっても、できる誰かが主導したり殆どやってしまったり、そういうこともあるでしょう。

でも、できる誰かができない人と共にやることや、

できない人でも、ほんの少しでも、何かの役割を果たして寄与することに、

何か重要な意味があるんじゃないかとワタクシは思うわけです。

最近、学術研究の世界でも、

チームで研究したらメンバー全員の名前を著者名に列記するケースがほとんどになりました。

かつては、研究を主導した大先生2名くらいが著者で、

その他大勢の補佐役はせいぜい論文最後の「謝辞」に載るくらいだったのに。大きな変化です。

これにより、本当の意味で一人きりでできる研究なんてほとんど無いことがわかってきました。

個々人の力が基本であることは言うまでもありませんが、

何か大きなものを作り上げるときにはその個々人が集まって協力することもまた

同じくらい基本なのです。


吉谷小学校さん、おめでとうございました!


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 14:09| Comment(0) | 日記

2016年02月25日

日本人は異常に子供好き

みなさんこんにちは学芸員Aです。

雪まつりが終わって、子供たちが大変喜んでいたのが印象的だったなと、

ちょっと思い返していました。雪が降ると普通の子供達は大喜びですよね。

子供といえば思い出すことがあります。


イザベラ・バードが1878年に横浜港に降り立って、

日光から会津を通って阿賀野川を下り、

まだ河口付近で阿賀野川と繋がっていた信濃川を通って新潟入りしたのは夏の頃。

新潟での体験記は色々と興味をかき立てられるものがありますけど、

中でも惹かれたのがこの部分。

 日本人は異常に子供好き。

 でも子供に嘘をつくことを教えるため、西洋人の子供を彼らと親しくさせるのは良くありません。

なんというかまあ・・・「えっ」っと思わせる文章ですよね。

大英帝国の貴婦人ですから、後半についてはある程度割り引いてあげてほしいのですけど、

この「異常に子供好き」っていう部分については、「そうかも」と思いました。

十日町にいると、そこここでみなさんの子供好きぶりを感じられるからです。

何年か前の冬のこと。

市役所のある部署が職員の掲示板でこう呼びかけたことがありました。

 子供預け所のストーブが1台足りません。使っていたものが壊れてしまいました。

 子供たちが寒い思いをしないように、直るまでで良いので、

 どこか貸せる部署があったら貸してください!

常に慎ましい市役所のことですから、余っているストーブなんてそうそうあるものではない。

ワタクシもそう思いましたし、呼びかけたこの方もそう思っていたに違いありません。

ところが!

この翌朝、同じ掲示板に同じ方が書き込みをされていて、こうありました。

 みなさんたくさんのお申し出ありがとうございました!

 1台あれば大丈夫です!ありがとうございました!

掲示板に書き込んでからわずか1日で、どうも「たくさん」集まってしまったようです。

もしかするとあちこちの部署で本当に余っていたのかもしれませんが、それは少ない可能性。

だってその時期、やっぱり寒かったから。

ということは、この掲示板を見た各部署でこんな風だったんじゃないかと、思うわけです。

 おい、子供がさみ思いをするってよ、

 ちょっとの間ならそこのストーブ、持ってってもいやんでねやん

多分に妄想ですが、かなり正解率の高い妄想じゃないかと思うわけです。

子供のためならエンヤこら。みなさん子供のこととなると熱い。


バードが新潟に滞在したのは1週間でしたが、

日本人の子供好きを見逃さなかったのはさすがの観察眼。

いいところを見てたんじゃねやんと、思いましたやん(嘘方言)。


学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 15:33| Comment(0) | 日記

2016年02月23日

大川

みなさんこんにちは学芸員Aです。

十日町盆地の中央を流れる信濃川。新潟を流れているのに信濃川とはこれ如何に。

と思っていたら、十日町ではわりと最近まで

「大川」(おおかわ)

と呼ぶことが多かったそうです。

えてして地元ってそういうもので、確か阿賀野川もそうだったと思います。

あ、そうそう、「わりと最近」なんていうとせいぜい十年前などと思うかもしれませんが、

ワタクシにとっての時間感覚は、↓こうですので、

相応に想像していただけたら良いかと思うわけです。

 180万年前 → だいぶ前(ホモ・エレクトゥス出現)

 20万年前 → まあまあ前(ホモ・サピエンス出現)

 3万8千年前 → まあ前(日本列島にホモサピエンス到来)

 1万6千年前 → 前(縄文時代始まる)

 5千年前 → 少し前(火焔型土器の頃)

 2千800年前ごろ → ちょっと前(弥生時代始まる)

 400年前ごろ → こないだ(江戸時代始まる)

 150年前ごろ → 先日(明治維新)

 30年前ごろ → 昨日


何か・・・・突っ込みどころが多すぎてすみません。

ワタクシの人生のほとんどは「昨日」のことだったという、衝撃の事実まで明らかになってしまい、

もはや「わりと最近まで大川だった」なんてどうでもよくなってきてしまいました。

しかもその先に、十日町の治水の歴史の一大局面、中山堤防のことを書こうと思っていたなんて、

まさかのまさか、口が裂けても言えない雰囲気です。

というわけでこれにて御免ください。

 中山堤防とは↓

学芸員A
posted by 十日町市博物館 at 18:01| Comment(0) | 日記