2017年01月22日

母さんの歌

みなさんこんにちは、学芸員Aです。

小学校3年生から4年生の社会科では、昔の暮らしを学習する機会があり、

博物館がよく利用されます。

だいたいこの冬の時期がシーズンになることがわかっているので、

ロビーにはすでに昔の道具を展示しています。

「昔の道具」って言っても、それこそ千差万別、時代も様々なわけです。

火焔型土器も、石炭を入れるアイロンも、ブラウン管テレビも「昔の道具」。

小学校3年生の段階ではまず、「今」と「昔」とが違う存在だという事実を知ることが、

学習指導要領における学習の第1歩なのです。


とはいえ、教えるほうは大変です。

ワタクシたちの説明の流れは、

「〜時代はこうだった」「社会が変わり、技術が進んで、〜時代にはこうなった」

といったように、時系列に沿っているのが普通です。そのほうが分かりやすいからです。

ところがその流れをなくして全部を一緒に「昔」としてまとめるのは、

逆に奇想天外な物語を構成する可能性もあって、注意が必要です。

けっこう難しいものなのです。


で、児童が考え違いをしないようにさまざまケースに備える必要がありますから、

今一度館内を巡ってみました。

そこで、館内に移築されている古民家のなかで作業している人々に目が留まりました。

お父さんらしき人は土間で藁細工、お母さんらしき人は板間で糸を紡いでいます。


その時思わず、はっ!!!と息をのみました。



これは「かあさんの歌」ではないか!!

と気づいてしまったのです。

みなさん、母さんの歌って知っていますか。

これです。

 YOUTUBE

歌詞はこうです。

「かあさんの歌」 窪田 聡 作詞・作曲

かあさんが 夜なべをして
手ぶくろ 編(あ)んでくれた
こがらし吹いちゃ つめたかろうて
せっせと編んだだよ

故郷(ふるさと)のたよりはとどく
いろりのにおいがした

かあさんは 麻糸(あさいと)つむぐ
一日 つむぐ
おとうは土間(どま)で 藁(わら)打ち仕事
おまえもがんばれよ

故郷の冬はさみしい
せめて ラジオ聞かせたい

かあさんの あかぎれ痛い
生味噌(なまみそ)をすりこむ
根雪(ねゆき)もとけりゃ もうすぐ春だで
畑が待ってるよ
小川のせせらぎが聞える
なつかしさがしみとおる 


そうだ、この家の住人は、まさに「かあさんの歌」を体現してるんだ・・・・・

と、気付いたところで、

そしてそれに気付いた自分に酔いしれていたところで、

もうひとつ、重大な事実に気づきました。



いまの小学3年生が、

この歌を知っているわけがない。


「おまえもがんばれよ」

という歌詞が、心にしみました。



学芸員A
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2017年01月20日

記者会見のバックボード

みなさんこんにちは、学芸員Aです。

縄文土器先生ダンスの上手なぶちょーさんから送られてくる貴重な業界情報を

毎朝一字一句丹念に斜め読みしていて、こんなネタに目が留まりました。

金沢市さんの市長さんの記者会見で、

バックボードを加賀友禅にするという情報です。


綺麗なバックボードです。

煌びやか過ぎず、目立ち過ぎず、とても落ち着いた雰囲気を醸しています。

金沢に対して抱く私たちのイメージを現しているのかもしれません。

ちなみに「金沢市」という字は、市長さんが書いたとのことで、、、、ナイスです。


考えてみれば、十日町市も含め、よく見かけるチェックボードは、

いったいどこから始まったのでしょう。それに、なにか決まりでもあるのでしょうか。

ふと疑問に思ってちょっと検索しても、答らしいものは見つかりませんでした。


市長さんの画像・映像は、記者会見のたびに新聞やテレビに載り(映り)ますから、

地域をPRする絶好の機会、そういうところを捉えていらっしゃるのでしょう。

誰もやってなかったところに目を付けたのが素晴らしいなと思いました。

もしかすると、これから新しいPR方法がどんどん出てくるかもしれませんね。


学芸員A
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2017年01月19日

チンコロ市

かつて一度行ったチンコロ屋台は物凄い行列で、


「気がついたらたい焼き屋さんの行列に並んでいた事件」


があって以来、

節季市にはすっかりご無沙汰している学芸員Aです、みなさんこんにちは。

十日町の節季市は今月10日、15日、20日、25日に開かれ(てい)ます。

すでに2回おわって、あと2回。

どちらも平日なので、きっと行列に並ぶ必要はないと思います。

お好きな方は是非。

ついでと言ってはなんですが、
何を隠そう、

博物館の



文化遺産カードのNo.15は、


チンコロです。



節季市で買ったチンコロ(勝ってなくても良いです。)を撮影して、

博物館窓口へお越しくだされば、文化遺産カード(チンコロ)が、

なんと!無料でもらえます!

・・・といっても、この日だけが無料なわけじゃないんですけどね。

いつでも無料。感無量。


お待ちしております。


などと書いていたら館長から情報のトスがありました。

新潟日報さんの「おとなプラス」紙(1月16日)にチンコロ特集がありました。

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「中条ちんころ伝承会」の活動も紹介されています。

詳しい内容とととに、温もりの伝わる文章でした。

なお、雪まつりのある2月18日19日でも売っているところがあります。

博物館の玄関でも、西小学校児童の作品を販売予定で、

ワタクシは毎年これを買います。


学芸員A
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